江戸元禄の時
庄治郎はこの地に
茶の木を植えた。

宇治駅から車で十分ほどの山間に
宇治の奥座敷、白川の里はあります。
二筋の渓流が宇治川へ向かって流れるこの里は
朝は深い霧に覆われます。
平地に比べ日照時間が短く、寒暖の差が激しいため
宇治の中でも、特に、茶の名産地として知られ
決して緩やかではない山の斜面には、
今も多くの茶畑が見られます。
この白川の地に、今からおよそ三百年前
初代庄治郎は茶の木を植えました。
当家は代々、隣接する白川地蔵院を守る
武士の家系だったとも伝えられていますが
なぜ茶の栽培を始めるに至ったのか
残念ながら今となっては分かりません。
しかし、茶農家としての営みは代々受け継がれ
現在、十四・十五代目がこの地で茶を育てています。
当家の主屋の裏に位置する畑には、
初代庄治郎が植えたとされる茶の木が
今も葉をつけています。

清流がはぐくむ土地

宇治川へと流れる
二つの小さな清流が
古来から白川の土壌を
豊かなものにしています。

白山神社の見守る里

茶園から見える娑婆山には、白山神社があります。
冷泉天皇の皇后、寛子によって
一四四六年に勧請され
今も静かに白川の地を見守り佇んでいます。

伝統を受け継ぐ

十五代目
庄治郎の想い

お茶の名産地として知られた宇治白川ですが
今となっては七軒の茶農家しか残っていません。
昔と違って、今は多くの飲料が簡単に手に入り
私たちは、その時の気分にあわせて
様々な飲み物で、喉と心を癒します。
便利な反面、私たちお茶の生産者にとっては
けっして優しい時代ではありません。
しかし、こんな時代だからこそ
多くの方にお茶の魅力を知っていただきたい。
お茶を通して、豊かな時間を過ごして頂き、
人生に彩を添えて頂きたい。
私は今、そう強く思っています。
なぜなら、多くの方が気づいていない魅力が
お茶にはまだまだ沢山あるからです。
こうしたお茶の魅力を伝えるべく
生産農家の身でありながら
直接お客様へ情報発信することを
お気に召していただいた方々が
手軽に購入していただけることを目的に
ホームページを開設しました。

お茶を愛する
皆さまへ

お茶の樹には様々な種類があり
樹種によって、味や香りにかなりの差があります。
また、たとえ同じ樹種でも
生育した土地や気候によって、大きな差が生まれます。
そのため、たとえ同じ品でも
今年のお茶と来年のお茶では、風味が異なることもあります。
山庄北村製茶場では、
こうした差を品質のムラとして捉えるのではなく
茶の個性として尊重したお茶づくりをしています。
是非こうした違いを楽しんでいただき
お茶を通じて
白川の地に想いを馳せていただけると光栄です。

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