山庄北村製茶場について

こんにちは、北村翔と申します。1989年生まれです。私の家は江戸時代、元禄年間より京都府宇治市白川地区にてお茶農家を代々営んでおり、私で15代目。私も父も平日はサラリーマンをし、週末の空いた時間を使って畑を守っている兼業農家です。

小さい頃から茶園は私にとって身近な存在で、それが当たり前の環境だったこともあり、特に興味を持たず大人になりました。

社会人になり、サラリーマンの仕事で東南アジアのベトナムでの駐在を経験しました。故郷宇治を離れての海外生活、日本を客観的に見られる環境に身をおいたのが、自分の育った環境のすばらしさや、お茶の価値に気づくきっかけでした。

しかしその後、消費者の方々から我々生産農家の顔がなかなか見えにくいと感じるようになりました。それは宇治茶産業の歴史をたどると、消費者の方々への販売をお茶問屋さんやお茶屋さん、百貨店さんによって牽引していただいてきたからです。

一度お茶屋さんや百貨店などで売られているお茶を手にとってみてください。どの生産農家さんが生産したお茶かが記載されている商品は少ないと思います。

そのような状況の中で、生産農家だからこそ発信できる情報、ご提供できるお茶があるのではないか、と思うようになりました。

お茶は嗜好品です。ご縁をいただいた皆様と一緒に日本茶に関しての知識を深め、自分のお好みのお茶を選んでいただき楽しんでいただきたいです。そして共に日本茶文化を次の世代へ引き継いでいけるなら、これほど嬉しいことはありません。その思いを胸に、お茶所である京都宇治白川から情報発信させていただきます。

北村 翔

prof